中古ユニック車を賢く購入するための3つのポイント

新品では100万円/トンと言われているクレーンですから、ユニック車もかなり高額な費用がかかってしまいます。そんな時に利用したいのが中古での購入です。

ここでは、中古ユニック車を賢く購入するための3つのポイントをご紹介します。

1・海外にも販売ルートを持つ業者がおすすめ

中古で重機を購入する際は、まずその業者が、買い取った重機をどのように売却して利益を上げているのか、ということをチェックしてみましょう。

海外での販売ルートを持っている業者であれば、その業者はしっかりと利益を上げられていると判断することができます。

海外にも販売ルートがあるということは、たくさんのユニック車を買い取り販売できるということですので何より品揃えが良いのです。

販売ルートの多い業者は価格もある程度下げられる

海外輸出を行っている販売業者は販売価格がある程度安く設定されていることが多いです。

売上を上げていない業者であれば、1台あたりの価格を上げなければ経営を成り立たせることができません。しかし海外輸出を行っていて高い利益を得ている業者は、そうでない業者と比べて安定感があります。

そのため、国内だけで販売している業者よりも比較的安く販売できる場合が多いのです。

2・どれだけ使われたのかをアワーメーターでチェック

アワーメーターという言葉はあまり聞き慣れていないかもしれませんが、アワーメーターは走行距離と似たようなものと言えます。

ただし走行距離とは違い、その重機がどのくらいの時間稼働していたのかを表しているものがアワーメーターです。

このアワメーターを見ることによって、その重機がどのくらいのダメージを受けているのか、購入するに値するのかをある程度確認することができます。

例えば4000という数字になっていれば、前の持ち主が4000時間そのユニック車を動かしたということになります。

アワーメーターだけではなく内部もチェック

アワーメーターの数値が少ないからといって安心せず、内部までしっかりとチェックするようにしてください。

アワーメーターの数値が少なければ少ないほどその重機は稼働時間が少ないということになりますが、もしかすると非常に重たい物を長時間運んでいたかもしれませんし、足場の悪い所で動いていたかもしれません。

どのような環境で使われていたかがわからない以上、アワーメーターの数値を見て安心するのではなく内部までしっかりと確認することが重要です。

重機は走ることが仕事ではないため距離ではなく時間を測る

そもそも、なぜ走行距離ではなく稼働時間を測るのかと疑問に思った方もいらっしゃるかと思います。

重機は走ることが仕事ではありません。同じ場所に長時間留まって作業することがほとんどです。

そのため走行距離こそ長くはなりませんが、稼働時間でいえば非常に長くなります。ですから、走行距離ではなく稼働時間を表すアワーメーターが必要になるのです。

3・オークションは安く買えることも多いけど危険もある

上手く活用できればコストを大きく削減できるのがオークションですが、中古重機の購入でオークションを利用する場合は特に注意が必要です。

重機のように非常に価格が高額なものは、オークションで購入すると思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

オークションはインターネットを利用する場合がほとんどですが、インターネットではその重機の情報を全て知ることが非常に難しいのです。

しかしだからといっていつまでも入札せずに待っていると、他の人に入札されてしてしまうのではないかと焦って、冷静な判断ができなくなってしまうことがあります。

このような状態になってしまうと最悪の場合、詐欺に遭ってしまうかもしれません。こういったトラブルを避けるためにも、基本的にオークションは避けた方が無難です。

オークションを利用する場合は出品者の評価を見るなど、よく調べた上で信頼できると判断したものを選びましょう。

販売店で買わない場合も実機を見る

オークションに限らず、中古重機の購入でインターネットを利用する場合は必ず実機を見るようにしてください。

どれだけ写真で綺麗に写っていたとしても、実は思わぬところにガタがきていたり、故障箇所について明確に表記がなかったりと、実際に見てみなければわからない情報はたくさんあるのです。

ユニック車に限ったことではなく、重機の購入にはまとまった費用がかかります。これまでにご説明した点に注意して、賢く中古販売を利用しましょう。