当然ですが、重機を使用する場合は資格や免許が必要になります。
今回は、重機の代表格であるユンボに焦点を当て、必要な資格や免許について詳しく解説します。
そもそもユンボとは?
ユンボは、建設工事や道路工事などで活躍する、最も一般的な重機の一つです。
油圧ショベルやパワーショベル、バックホーなど、様々な呼び名がありますが、どれも同じものを指しています。
ユンボの操作に必要な資格や免許は、機体重量などによって少しずつ異なるため、注意しなければいけません。
車両系建設機械運転者は必須
車両系建設機械運転者は、「車両系建設機械運転技能講習」という講習を受けることで取得できる国家資格です。
車両系建設機械運転者は重機を扱う上ではとても便利な資格で、機体重量3トン以上のユンボやブルドーザーなど、様々な重機を操作することができます。
「車両系建設機械運転技能講習」の簡易版のような資格で、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」というものがあります。
この資格があれば、小型の重機を使用することができます。機体重量が3トン未満のユンボなどがこれに該当します。
「車両系建設機械運転技能講習」を受講するには
「車両系建設機械運転技能講習」は、各自治体の労働局長によって定められた教習機関で受講することができます。
企業の教習センターなどが登録されており、数もある程度あるので受講自体は難しくありません。
学科と実技があり、どちらも修了試験があります。
教習機関ごとにかかる費用は異なりますが、おおよそ10万円程のようです。
ただし、大型特殊自動車免許を保有しているなど、特定の条件を満たしている場合は4万円程となり、講習期間も短くなります。
「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」を受講するには
「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」に関しても同様の教習機関などで受講できます。
学科と実技の教育がありますが、修了試験はありません。
こちらは1万5千円から1万7千円程で受講可能です。
公道を走行するには別途免許が必要
ここまで資格の話をしましたが、これはあくまで工事現場などにおいて重機として使用する際に必要になる資格です。
これとは別に、公道を走行する場合は大型特殊自動車免許または小型特殊自動車免許のいずれかが必要になります。
車体重量などによって大型特殊自動車、小型特殊自動車にそれぞれ区分されています。また、小型特殊自動車に関しては、普通自動車免許でも運転が可能です。
資格がないと操作できない?
重機を使用する場合は資格や免許が必要だと申し上げましたが、私有地においては無免許での操作ができます。
私有地においては道路交通法が適用されないためです。
ただしこの場合の私有地とは、立ち入りが制限された私有地でなくてはいけません。自宅の庭などがそれに当たります。
駐車場や学校のグラウンドなども私有地ではありますが、誰でも立ち入ることができるため無免許での操作はできません。
資格は取得しておくべき
無免許で操作をすることができる場合もありますが、少しでも活躍の場を広げたいのであればやはり資格や免許は取得しておくべきです。
「車両系建設機械運転者」などで言えば、数多くの重機を操作可能になりますから、とても便利です。大型特殊自動車免許も一緒に取得すれば重機の運転、操作に関して心配することはほとんどなくなるでしょう。
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