建設現場などで使用される重機には、様々な種類があります。
この重機の中でも、ミニショベルはその大きさなどから非常に使い勝手の良いものとして幅広く使用されています。
ミニショベルとはどういったもので、どういった場所で使用されるものなのでしょうか。
「ミニショベル」とは車両重量が6トン未満の油圧ショベル
油圧ショベルの中でも、車両重量が6トン未満のものをミニショベルと呼びます。
形状に関しては、ミニショベルと一般的な油圧ショベルとで、違う部分はほとんどありません。
ミニショベルはブレードが最大の特徴
一見すると大きさの違いだけで、ミニショベルと一般的な油圧ショベルの違いはないように思われますが、実はミニショベルにはブレードがついています。
一般的な油圧ショベルには、ブレードがついていません。
このブレードは、キャタピラの前方についており、土を押したり、平らにしたりする時に使用します。
つまり、ミニショベルのブレードにはブルドーザーと同じような働きがあるという事です。
「油圧ショベル」は幅広い作業に対応する建設機械
油圧ショベルとは、ショベルに当たる部分を取り替えることによって、様々な作業に対応することができる、車両系建設機械のことです。
世界中に様々な種類のものが販売されていますが、その大半は掘削作業において使用されます。
ディーゼルエンジンが動力源
油圧ショベルの動力源になっているのは、ディーゼルエンジンです。
エンジンから生み出された動力をポンプによって油圧力に変化させ、その圧力を利用して走行、旋回といったショベルの動きすべてを行っています。
今回ご紹介しているものはミニショベルですが、機体質量が100トン以上ともなる超大型の油圧ショベルもあります。
ブレードはどんな時に必要?
ミニショベルのブレードにブルドーザーと同じ働きがあるなら、ブルドーザーを使えばいいのではないか、と思う方もいるかもしれません。
どうしてミニショベルにはブレードがついているのでしょうか。
狭い現場でブルドーザーは使えない
大きな建設現場など、ブルドーザーが入ることのできる広い現場であれば、ブルドーザーを使用することができます。
しかし、ミニショベルが活躍するような狭い現場の場合、ブルドーザーが入ることはできませんので、土をならしたり押したりすることができなくなってしまいます。
そのため、ミニショベルの前方にはブレードがついており、このブレードがブルドーザーの役割をしてくれるわけです。
例え狭い現場でも、穴を掘ったものの埋める手段がない、なんて事にならないようになっているのです。
具体的にはどんな時に活躍するの?
ミニショベルは、大型の油圧ショベルとは用途が大きく異なります。
大型の油圧ショベルの場合は、山を掘ったり建物を壊したりなど、大掛かりな作業において使用されます。
公園や庭がホーム
大型の油圧ショベルが大掛かりな作業で使用されるのに対して、ミニショベルは公園や庭といった、非常に狭い範囲での掘削作業に適しています。
公園に木を植える時にも非常に役立ちますし、水道管を引く場合にも掘削しなければならないので、ミニショベルが役立つのです。
山などを掘る大型の油圧ショベルの場合には、一度掘った穴を埋めたりする必要はありませんし、もし埋めなければならないとしても、広い場所での作業になりますので、ブルドーザーを持ち込むことができます。
しかし、公園や庭といった狭い場所では、一度穴を掘ったら必ず埋めなければなりません。
人が穴に落ちてしまったりなど、様々な事故の原因につながるからです。
このような場合には、ミニショベルを使用することで簡単に穴を塞ぐこともできますので、効率の良い作業が行えるのです。
ミニショベルは、業者が好んで買い取っている重機です。様々な仕事をこなす事ができるため、大きな現場から小さな現場まで、大活躍してくれること間違いなしでしょう。
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