中古ミニバックホー購入の際に確認すべき5つのポイント

工事、建設などで小回りの効くミニバックホーは、必要不可欠な重機の一つではありますが、頭を抱えてしまうのがその購入費用です。

新品のミニバックホーを購入する場合、安めのものでも200万円前後とそれなりにまとまった費用が必要で、かなりの負担が強いられます。

そこでおすすめしたいのが中古のミニバックホーです。状態などにもよりますが50万円〜100万円前後まで費用を抑えることができ、最近では企業や個人でも多くの方が中古を選んでいます。

中古ですとエンジン内部や見えない部分のトラブルでリスクが生じる可能性もありますが、新品よりも安価で購入できるという大きなメリットがあります。

中古ミニバックホーを購入する際のトラブルを回避するために、注意したい5つのポイントについてご紹介していきます。

1・アワーメーターで以前の使用頻度を確認

当然のことですが、どんなものも使えば使うほど老朽化は進み、トラブル発生の原因となります。

だからこそ過去の使用頻度をチェックすることは非常に重要です。これまでの稼働時間を表すアワーメーターを確認することで、ある程度の使用頻度がわかります。

しかしアタッチメントの接続部に緩みがないかなどにも注意しなければいけません。たとえ1000時間以内の使用だったとしても、アタッチメントの接続部が緩くなっている可能性があります。

過去に使用していた方を確認することも重要で、使用者を特定できれば使用頻度などについてもより正確に把握できるかもしれません。

2・外観に惑わされず内部まで確認

過酷な労働環境の中で活躍するミニバックホーですから、少し使用しただけでも車体に傷が付いたり塗装が剥げてしまうことがあります。

その場合、新たに塗装をして外観の美しさを維持することが多いですが、当然のことながら外観が良くても内部の老朽化が進んでいることが考えられます。

だからこそ外観だけで判断せず、エンジンルームやアタッチメントのチェックが必要不可欠です。見た目は新品同様でも、内部に問題があったために使用後すぐにトラブルが発生！なんてこともよくありますのでご注意ください。

3・故障時も困らないよう保証範囲を確認

ミニバックホーを使っていると、何かしらの原因で修理に出す機会が出てくるものです。新品でも故障の可能性があるのですから、中古ではなおさらです。

せっかく安くミニバックホーを手に入れることができても、その後の修理代金のせいで新品購入時以上の費用がかかってしまっては元も子もありません。

故障した際に購入した中古販売業者に問い合わせ、「そのミニバックホーは無保証となっています」なんて言われたら困ってしまいます。

こういったことを避けるためにも、実際にお金を支払う前にどの程度までの保証範囲があるのかを必ずチェックするようにしてください。

この保証制度は、ミニバックホーの耐用年数にも大きく関係していますので注意が必要です。

4・エンジンは始動までの早さと音で動作確認

どんな車種でも同じことがいえますが、ミニバックホーのような重機にとって非常に重要なのがエンジンです。

中古のミニバックホーですと、バッテリーが劣化している可能性が考えられ、その結果エンジンの始動まで遅いケースがあります。

セルを回してすぐにエンジンが始動するかチェックしてください。

またエンジンの動作音もよく聞かなければいけません。もしも異音が発生していたら担当者に相談し、修理可能ならきちんと整備してもらいましょう。

5・操作性はメーカーで異なる点に注意

同じミニバックホーと呼ばれる重機でも、車種によって操作性や作業効率は大きく異なります。メーカー毎に操作性に大きな違いがありますし、作業効率にも影響を与えてしまいます。

たくさん販売されている中古のミニバックホーの中から、操作性は自分に合っているか、また作業効率は良いのかをきちんと確認してください。操作性が異なると、そのミニバックホーの操作方法を一から覚える手間が増えてしまいますので注意が必要です。

ミニバックホーを中古で購入する際は、あらゆることを確認することが重要になります。外観は当てにならないことが多いですから、疑問に思った点やわからないことがあれば担当者に聞き、明確にしてから購入しましょう。