地面を削ったり凸凹の道を平地にしたり山を切り開いたりなど、様々な要所で活躍するブルドーザーは工事や建設の現場では必要不可欠な重機です。
その超パワーは数多くある重機の中でもナンバー1であり、ブルドーザー無くして現場での作業は成り立ちません。
ではブルドーザーにはどのような種類があるのか、用途別にいくつかご紹介していきます。
一般的なブルドーザーは盛土や整地で活躍
トラクター前方に可動式ブレードが装着されているタイプが最も一般的に使われているブルドーザーで、主に土砂をかき分ける時や盛土、整地などに使われます。
小型から超大型まで様々なサイズがあり、住宅建設前や道路を作る際は小型ブルドーザーの出番です。
大型や超大型のサイズになると、リア部分にリッパーが装着されているものが一般的で、地面を掘り起こしながらの整地が可能になります。
一部の小型や中型のブルドーザーにもリッパー付きのものがあります。
発展途上国での需要が高いブルドーザー
このタイプのブルドーザーは、日本や欧米などの先進国では需要が低く、逆に発展途上国では台数が不足するほど需要が高まっているのです。
その理由としては、整地が進んでいないエリアが多いことが挙げられます。
日本の中古ブルドーザーは東南アジアを中心に、多くの国へ輸出されています。
バケットでの積み込み作業が得意!「ドーザーショベル」
一般的なブルドーザーにはブレードが装着されていますが、ブレードの代わりにバケットを装着しているものがドーザーショベルです。
ブルドーザーの超パワーを活かして大量の土砂を持ち上げ、そのままトラックなどへ積み込みます。
パワーショベルと似ていますが、バケットの横幅が長く、より沢山の土砂をかき集めることができます。
押すだけでなく引き寄せが可能に!「トリミングドーザー」
ブルドーザーに装着されているブレードの前後両面を使用できるのがトリミングドーザーです。
トリミングドーザーなら前方にある土砂を押し出すだけではなく、バック操作することによって土砂を引き寄せることもできます。
前方に障害物があって土砂を押し出せない時などは、バックすることで後方ヘと運ぶことができるのです。
漁場整備などで大活躍!「水中ブルドーザー」
その名の通り、水中でもグイグイと進むことのできるブルドーザーです。
一般的なブルドーザーとの大きな違いは、動力に電動モーターが採用されているところにあり、水中でも潜って掘って運ぶ能力があります。
主に港を作る時や漁場の整備などで使用されます。
ダイバーがブルドーザーと一緒に水中に潜り、有線による遠隔操作で操作を行います。
橋脚工事もお手の物!「水陸両用ブルドーザー」
水中でも陸地でも活躍するブルドーザーで、吸排気用の長いパイプが上部に付いているのが大きな特徴です。
櫓の上部に乗り操作することもできますが、ブルドーザーのみ水中を走行し、操作を陸地から行うこともできます。
橋脚の工事や狭い水路などで使われます。
紛争地域で見られる特殊なブルドーザー「対人地雷除去機」
平和な日本で暮らしているととても信じられないことですが、世界には6000~7000万個もの対人地雷が埋められていると言われています。
この対人地雷の除去を専門に行っているのが対人地雷除去機と呼ばれるブルドーザーです。
ブレード部分にローターの小さな刃が無数に付いており、この刃を回しながら地中に埋められている対人地雷を意図的に爆発させていくのです。
対人地雷除去機の活躍もあり、年間でおよそ10万個もの地雷が除去されています。
単にブルドーザーと言っても、種類によってそれぞれ用途が大きく異なることをご理解頂けたかと思います。
もしこれからブルドーザーの購入をご検討されている場合は、主にどのような現場で使用するのかを事前にきちんと確認し、その用途に合わせたブルドーザーを選ぶことが大切です。
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