クレーン車

トラッククレーンを中古で購入する時は、チェックしておくべきポイントがいくつもあります。

少しでも良い買い物ができるように、5つのポイントについて確認していきましょう。

1・点検整備記録簿があるかをチェック

中古トラッククレーン購入の際は、点検整備記録簿がついているかを確認しましょう。

クレーン車などの中古購入は、点検整備記録簿がついているものでなければお勧めできません。

まだ使用されて間もないような中古クレーンの場合は、点検整備記録簿にほとんど記録がないこともありますが、それでも一通り目を通しておくようにしてください。

どうしても点検整備記録簿がないものを購入したい場合は、販売業者に気になっている点などを直接質問し、きちんと説明してもらいましょう。

車両の安全性を確認できなければ、たとえ安くても購入は避けるべきです。

2・安全面のチェックは確実に

業務用の車両を購入する時はどのくらいの生産性があるのか、作業効率は良いのか、といったことばかりに目がいってしまいがちです。

しかし予期せぬトラブルが起きた時にしっかり対応できるのかもとても重要になります。

通常時だけでなく、エンジンの回転数を上げた時の動きもしっかりと確認してください。

その上で、万が一トラブルが起きた時も瞬時に機能が働くのか、ということをチェックしておく必要があります。

これはエンジンの状態を十分に把握しておくことにもつながるため、とても重要なことなのです。

3・アワーメーターの確認も忘れずに

クレーン

アワーメーターは中古の重機を購入する時に必ずチェックしておきたいものです。

アワーメーターはその重機の稼働した時間を表していますので、アワーメーターの数値は機体のダメージに直結すると言えます。

長い時間使用されていたものであれば、様々なガタがきているかもしれません。

できるだけ状態の良い重機を購入するためには、アワーメーターの数値が低いものを選ぶべきなのです。

アワーメーターの数値が高いものは安く販売されていますが、故障のリスクも高くなるため注意しましょう。

4・ラジコン装置があるかも重要

クレーン車にラジコン装置が付いているかもチェックしておいてください。

ラジコン装置はクレーンの遠隔操作に使用するもので、最近のクレーン車の大半にはこのラジコン装置がついていますが、古い型の場合はラジコン装置が付いていないこともあります。

もしラジコン装置がついていないとしても後付で装備することは可能ですが、ラジコン装置を設置するには30万円〜100万円の費用がかかります。

中古でクレーン車を安く購入したとしても、大きな出費になってしまうことがありますので、注意しなければなりません。

5・動きの滑らかさをチェック

そもそもクレーンが問題なく動くのかはチェックしなければなりませんよね。

ただしただ動けば良いというわけではなく、必要な動作が滑らかに行えるのかをチェックしておく必要があります。

動かしたいタイミングで動くのか、ストップしたいタイミングでストップするのかといったことを確認しておいてください。

もし動作に遅延があったり、滑らかに動かなかったりすると効率が落ちますし、操作が難しくなり危険も増えてしまいます。

全体の状態を十分にチェックすることを忘れずに

重機を購入する時は少しでも状態の良いものを選ぶべきですし、見た目がどれだけ綺麗でも隅々までチェックしなければなりません。

チェックが済んだら、販売価格との妥当性を確認した上で購入するようにしましょう。

そうすればより効率よく、そして納得のいく重機を購入することができるはずです。

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