過去の使用環境を確認！中古ミニホイールローダー購入時のポイントをチェック

ホイールローダーは建設現場や工事現場において、絶対に欠かすことができないものです。中でもミニホイールローダーは扱いやすく、様々な現場に対応できるため人気があります。

新品では高額なミニホイールローダーも、中古であれば安価に購入することができます。

では、ミニホイールローダーを中古で購入する場合のポイントについてチェックしていきましょう。

どのような環境で使用されていたかを確認

ミニホイールローダーに限らず、中古の重機を購入する際は過去の使用環境をチェックしておく必要があります。

粉塵がたくさん舞っている場所などで使用されていた場合は内部に様々な影響が出ている可能性もありますし、海辺などでの使用が多ければサビもあるかもしれません。

また、足場が悪い環境での作業が多かったなら、見た目は綺麗な状態が保てていても実は足回りにガタが来ているということもあります。

過去の使用環境を知ることによって、重点的にチェックすべき箇所を把握できますので、効率の良い重機選びが可能になるのです。

メーターの確認

重機を購入する上で絶対にチェックを忘れてはならないことといえば、やはりアワーメーターです。

普通自動車を購入する場合は走行距離をチェックしますが、重機においては走行距離に相当するものがアワーメーターなのです。

アワーメーターは重機の稼働時間を表しています。

走行距離はキロメートル（km）で表されますが、稼働時間は時間（h）で表されます。

例えば、アワーメーターの数字が1300となっていれば、1300時間稼働したということになりますね。

重機によってアワーメーターの目安は多少異なりますが、1万時間を超えるようなものについては状態の悪いものが多いためおすすめできません。

きちんとメンテナンスされているかをチェック

中古重機購入の際は、どの程度のメンテナンスが行われているのかを十分に確認した上で購入することが重要になります。

ミニホイールローダーなどの重機は稼働している時間が長ければ長いほど、様々な箇所にトラブルが起きている可能性が高くなるのです。

販売業者にある程度のメンテナンス力があれば、良い状態で販売されていることと思いますが、業者によってはメンテナンスなどの技術を持っていない場合があります。

そういった業者も、外部の整備業者にきちんと任せていればまだ安心できます。

しかし、整備業者に支払うコストを少しでもカットするために十分な整備を頼んでいなかったり、中にはメンテナンスを一切行わずに販売したりする業者も存在する程です。

こういった業者を回避するためにも、メンテナンス状況を聞いた上でさらに自分の目で機体の確認をすることが重要なのです。

どのような業者かを確認

重機の販売業者が、そもそもどのような業者なのかも必ずチェックしておいてください。

例えば、一般的な自動車を扱っている業者が重機も一緒に販売をしているような場合、重機のメンテナンスにはあまり強くない可能性もあります。

たまたま買い取る機会があったからミニホイールローダーを買い取った、ということもあるかもしれませんので、十分注意しましょう。

あらゆる観点でチェックする

中古は新品よりも安く購入できるとは言え、重機は安い買い物ではありませんから、一度の失敗がとても大きなものになってしまいます。

失敗を避けるためにも、様々な観点から業者と重機を評価しなければいけませんし、細かい部分まで確認する必要があるのです。

良い買い物ができるように、今回ご紹介したことを是非参考にしてみてください。