重機にはキャビンと呼ばれる部分があります。
キャビンとは一体何なのか、またどのような役割があるのかなど、詳しくご説明していきます。
キャビンは運転手の乗車部分のこと
建設機械のキャビンとは、建設機械を操作する運転手が乗車する部分のことを言います。
キャビンは建設機械において最も目立つ部分であり、メーカーによって少しずつ違いもありますし、特徴も違います。
建設機械のクラスによっても異なり、解体作業や林業作業など色々な要求に合わせて様々な種類のキャビンが存在しているのです。
キャビンはその形状によって、作業が効率よく行えるかなどにも大きく関係してきます。
用途に合わせた視界の確保など工夫が満載
キャビンは、運転手が少しでも快適に重機を操作できるように工夫して作られています。
地面を掘削する場合は前方向に視界が広がるように設計されていますし、ビルの解体や林業などに使用をする場合は、上方向への視界が広く取られています。
このように用途に合わせて視認性を高めるなど、様々な工夫がされているのです。
窓の開閉ができることも大切
オペレーターが少しでも快適に作業ができるように、窓が開いた状態を維持できるようになっているものも多いです。
フロントガラス部分はもちろん、天井部分の窓やドアなど、簡単に開閉できるようにアシスト機能が搭載されています。
しかし上方からの落下物など、リスクがある場合には当然窓は閉めておかなければなりません。
フレームやガラスの強化で安全性を追求
キャビンは快適性を重視した作りになっていますが、近年では少しでも安全に運転手を守ることができるように、より強度の高いものが求められているようです。
例えば、キャビンに使用されているフレーム部分の強度を高めるために特別な素材を使用したり、ガラス部分を割れにくいものや万が一割れても飛び散らないものにしたりしています。
こういった素材を使用することによって、もし事故が起きてしまっても被害を最小限に抑えることができるのです。
キャブとキャビン、キャビンとキャノピーの違いは?
キャブとは、キャビンを省略した呼び方です。つまりキャビンとの違いはほとんどありません。
しかしキャノピーはキャビン、キャブとは違ったものを指します。
キャビンはごく小さな部屋のようなものですが、キャノピーは屋根のようなものです。
キャビンとキャノピーは安全性や費用が異なる
キャビンは安全性が非常に高い反面、空調なども必要になってくるため高額になってしまいがちです。
しかし、悪天候でも通常通り使用できるなどの利点も多く、価格に見合った価値を持っています。
これに対しキャノピーは、装備する際の費用を大幅に抑えられることが利点です。
とは言え、落下物から運転手を保護できるため最低限の安全性は確保できていますし、夏場には日除けにもなりますので快適性も悪くありません。
キャビンと比較すると、確かに安全性においてはキャノピーの方が劣りますが、そもそもキャビンほどの安全性を確保する必要がない場合もあります。
一概にどちらが良いというものではありませんので、予算や使用する環境に合わせて選択すると良いでしょう。
キャビンやキャノピーでより安全に
現場で重機を使用する際は、落石などの落下物に注意しなければなりません。
運転手を落下物から保護するためには、キャビンやキャノピーが欠かせないのです。
工事現場などは常に安定した地面なのかといえばそうではなく、場合によっては重機そのものが横転してしまうこともあります。
重機が横転してしまった場合は、当然運転手も激しく揺さぶられますし、外に投げ出されることだってあるかもしれません。
こういった危険から運転手を守るためにも、やはりキャビンやキャノピーといったものはとても重要だと言えるでしょう。
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